株取引、この名称を聞いたことのない人はいないと思います。
株取引とはその名の通り「株を売ったり買ったりすること」です。
では、そもそも「株(株式)」とは何でしょうか。
株(株式)というのは企業が運営していくために必要な資金を調達するためのシステムなのです。
株(株式)を購入するということは、その株式を発行している企業(株式会社)に資金を提供するということになるのです。
資金を提供した、つまり投資をしました、という証明として受け取るのが株(株式)なのです。
株(株式)を持っている人のことを株主といいます。
株主は株式を発行している企業から1年に1回または半年に1回「配当金」を受け取ることができます。
日本の場合は「配当金」を受け取ることを目的として株式を保有している人よりも、購入した時点より値上がった株の差分で利益を上げる株取引・株の売り買いによる収益を期待して株式を購入・保有している人の方が多いようです。
日本では原則として誰でも証券取引所などを通じて株式を自由に売ったり買ったりすることができます。
証券会社に出向かなくても、自宅のパソコンや携帯電話でも簡単な手続きで株の売り買いができるようになりましたから、実際にご自身で「株取引」をおこなっている人もたくさんいます。
また企業によっては株主に対する特典・株主優待を用意しているところもありますから、その株主優待を期待して株を保有している人もいます。
証券取引所は、主として株式や債券の売り買い取引をおこなう場所です。
日本のような資本主義経済でなりたっている国にとっては経済の中心を担う役割を持っています。
証券取引所は、株式や債券の流通を管理しています。
証券取引所よって株式や債券は適正かつ公正な価格に設定され、公示されているのです。
証券取引所では、株の売買取引が、誰にとっても公正で、その取引がどのようにおこなわれているのか一目でわかるように売買の審査、上場有価証券の監視を行っています。
株取引で法律に違反するような不正な行為をおこなった売買取引者(個人や証券会社など)に対してペナルティを課すこともあります。
日本の証券取引所の始まりは、明治11年(1878年)です。株取引条例によって東京と大阪に株取引所が開かれました。戦争中の閉鎖期間を除いていつも日本経済の中心の場として活動してきました。
戦後は証券取引法によって証券取引所となり、東京、大阪、名古屋、京都、神戸、広島、福岡、新潟、札幌に開設されます。その後、神戸証券取引所は1967年に解散、広島、新潟証券取引所は2000年に東京に合併、京都証券取引所は2001年に大阪と合併しました。
現在は、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の5つの証券取引所で株取引がおこなわれています。
近年、特殊法人であった証券取引所の株式会社化がすすめられています。
東京(東証)、大阪(大証)、名古屋(名証)を3大市場(3取引所)、札幌、福岡は地方証券取引所と呼んでいます。
3取引所では取引の場が1部と2部に分けられています。
ジャスダック証券取引所は店頭市場と呼ばれていました。
店頭市場というのは"取引所で扱われない証券の取引市場“、1963年以来、日本証券業協会が運営していた店頭登録銘柄制度のことです。
店頭市場は、証券取引所を介さずに証券会社同士で売買取引されていましたが、法律的には市場取引の場として長い間認められていませんでした。
店頭市場は、取引所でおこなわれている取引に参加する基準を満たさない企業のための補完的取引市場として機能してきました。
企業が大きくなれば取引所へと取引の場を移していきます。店頭市場は、企業のゆりかごのような役目を果たしていたのです。
1998年の証券取引法改正に伴って、成長株の企業、ベンチャー企業のための市場、店頭売買有価証券市場(JASDAQ)となり、日本証券業協会の管理監督の元取引所有価証券市場と並ぶ市場として整備されます。
まだ証券取引所ではなかったので、自社株を店頭登録銘柄にすることを店頭登録と呼んでいました。
2004年、正式に免許を受けて証券取引所となりました。証券会社同士が使っていたオンライン取引・JASDAQがそのまま証券取引所の名前になり、ジャスダック証券取引所という名前になりました。
日本で初めての成長企業・ベンチャー企業向けの市場です。新しい市場(新興市場)のように思ってしまいますが、
元となる店頭登録制度からの長い歴史をもっていますから、創業30年を越える老舗企業もジャスダック証券取引所に上場しているのです。